カナダ東部移住&海外看護師情報

日本、カナダ、アラブ首長国連邦ドバイで看護師免許取得。NCLEX看護英語塾代表。

カナダで看護師になるための学校情報

 

外国人看護師がNNASで書類を審査してもらった後、各州の看護協会に登録し、審査をしてもらいます。ほとんどの外国人看護師が各州の看護協会より数か月~2年ほどのRe-Entry Programを受けるように言われます。各州のRe-Entry Programについてコースの期間、学費、入学条件など比較していきたいと思います。現在は州独自の学校にいかずに看護師になれる州もあるので事前調査の参考にしてください。

1.ノバスコシア州プリンスエドワード島

どちらの州もRegistered Nurses Professional Development CenterRN Bridging/Re-Entry Programを受けるようです。オンラインとクラス授業。12~14か月のコース(学生による)。1月と9月入学。ノバスコシア在住かプリンスエドワード島在住の外国人看護師向けコース。約4400ドル(約35万円)。ビザサポートあり。

2. ニューブランズウィック州

5年以内に1125時間以上の母国での看護師経験がある場合で、英語の試験もしくは独自の英語の基準をクリアしていれば学校に行かずにNCLEX受験が可能になりました。ただし、半年以内に2回まで受験可能です。5年以内に1125時間以内の看護師経験なしだったり、英語の条件がパスできてない場合、モンクトンにあるNBCCのNew Brunswick CEN Re-Entry/IEN Bridging (NB CRIB) Programを受講します。2月、6月、10月開始。オンラインコースで13ヶ月だそう。一部、オフラインまたは実習になるそうです。場合によっては13ヶ月ではなく一部のみ。ウェイティングリストはなし。学費は州外に住んでる人は9060ドル(約72万円)、州内の場合はおよそ半額になります。

3. ニューファウンドランド・ラブラドール州

Center For Nursing StudiesIEN/Bridging-Re-Entry Programを受けるようです。入学申請1月~3月。9月開始。約8220ドル(約66万円)。ビザサポートなし。注意点:IELTS、CELBAN、TOEFLの2年以内のスコアの提出が求められるようです。看護協会に提出済の場合は看護協会に請求可能。もしくは各試験団体からレポートを送るようにとのこと。

4. オンタリオ州

CNO(オンタリオ州看護協会)のホームページによるとNNASの審査、実技試験で「要求を満たさない」場合はadditional educationを受けるように言われるそうです。しかし、このadditional educationがどこの学校のどのコースなのか?というのはハッキリと指定されないようで、ここでお金と時間を無駄にする申請者もいるようです。現在、大卒で3年以内に規定の労働時間、英語のテストに合格してることでRe-entryなしでNCLEXが受けられるという噂。看護師不足が深刻でここ数か月大幅な変更があったようですが条件をホームページで公開していません。かなり色々な噂が飛び交っております。

【Conestoga college】 

Enhanced practice for IENsは学士保持者のみです。学士保持者ならIELTS やCELBANをパスしないでOSCEなしで、カナダで看護師になることができます。期間は2年。学費は16000ドル(約128万円)学士さえ持っていれば、かなりいい選択肢だと思います!

5. ブリティッシュコロンビア州

【Thompson Rivers University】

Return to Registered Nurse Practice Certificateが永住権保持者以外の選択肢です。オンラインだが最終試験などは実地(カンループに4日間)。半年~2年(おおよそ1年半)。1月、5月、9月に入学。1600時間の介護士/LPNとしての経験(RNの働いている施設または介護会社)、母国での2年間の急性期での経験が条件。

<提出書類>

① BCCNMからのメールのコピー
② 履歴書。働いた時間や期間、フルタイム/パートタイムの記載があること。
③ BCのIDか運転免許証。
④ NCASのレポート
⑤ 元職場からの雇用証明書。少なくともフルタイムで2年以上急性期の病院や施設などで働いていたこと。
⑥ カナダで1600時間以上HCAかLPNで働いていた雇用主からの証明書。

⑦WESなどの学歴の審査期間などの結果

学費約6000ドル(約48万円)。ビザサポートなし。入学待ちに1年ほどという噂。現在はBC在住者のみ申請可能。

【Kwantlen Polytechnic University】

Graduate Nurse Internationally Educated Re-Entryは永住権保持者のみ。Langleyキャンパス(バンクーバー郊外)。1年。1月、5月、9月に入学。学費約9500ドル(約76万円)。ビザサポートなし。ここの学校はいい評判をよく聞きます。Nurse ReadyというKPUのコースを受けたことがあるのですが、スタッフも講師(元NCAS試験官、看護師歴40年)も非常によかったです。このGNIE(ギニー)プログラムに私も入りたいのですが、入学待ち1年ほどだそうです。しかし、NNASのAdvisory reportを受け取った段階で申請できるようになりました。よって、NCASを受けずにRe-entryに申し込めるようになりました。

【Langara College】

Nursing Practice in Canadaは2018年にできた2年生の外国人看護師向けのDiplomaプログラム。ポスグラ1年つき。1月、9月入学。NCASを受けないで済むのと、NNASに応募する前から入学することができるそうです。私はここの学校の問い合わせでいい思いをしなかったのですが、非常に魅力的なコースだと思います。ただ現在、定員割れにより2021年以降の開講だそうです。学費約30000ドル(約240万円/2年)日本人卒業生がいるそうです。

6. アルバータ州

Mount Royal Universityが唯一のRe-Entry Programになります。8月、12月入学(?)。1年~1年半。入学者に対して応募者は2~3倍いるそうです。別途英語の試験の提出が条件。学費5650ドル(約45万円)。ビザサポートあり。アルバータ州のCARNAはアセスメントがとても遅いので、Re-entryに行くより他の州で看護師になって戻ってくる方が早いです(と、CARNAも言ってたそうです)

7. サスカチュワン州

Saskatchewan Polytechnicが唯一のRe-Entry Programになります。1月、5月、9月入学。16週間×4セメスター(1年~1年半位?)。学費17160ドル(約137万円)。オンラインレッスンのみ。

8. マニトバ州

Red River Collegeが唯一のRe-Entry Programになります。マニトバ在住者のみ。永住権保持者優遇。12月入学(?)。6315ドル(約50万円)。

9. ユーコン準州、ノースウェスト準州ヌナブト準州

この3州の看護協会のページを見てみましたが…

you must be registered in another Canadian jurisdiction and in good standing. (ノースウェストとヌナブト準州の看護協会より)

hold a current, full LPN licence in another Canadian jurisdiction and you're in good standing in that jurisdiction. Note: this is the only option for international graduates.(ユーコン準州の看護協会より)

ということで、他の州で免許を取得してから、北極圏3州に移動するしか方法がないようですね。

 

10. 専門卒でも看護師になれる州

BC(ブリティッシュコロンビア)州、NB(ニューブランズウィック)州、NL(ニューファンドランド・ラブラドール)州であれば日本の看護専門学校卒業でも看護師になることができます。他の州ではBSNがないと就職が厳しいとか、何か必ず教育を受けるように言われるとかだと思います。ですが、この3州に関しては専門卒でも問題ないようです。

 

VCC (Vancouver Community College)ですがNursing (BScN) Advanced EntryはWaitlistが満員で募集を行っていないとのことですが、問い合わせをしてみてもいいかもしれません。次回は2023年1月~とホームページには記載があります。

KPU (Kwantlen Polytechnic University)のBachelor of Science in Nursing, Advanced Entryは永住権を持っていて、他の学士号を持っている必要があります。UBCも3年でBSNがとれるコースがあるみたいですが、他の学士号を持ってるなど、条件があるようです。そして聞いた話によると、ものすごく厳しくてついていけない人もいるようです。

 

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